2025年1月17日、阪神・淡路大震災から30年という節目を迎えました。この機にあたり、かけがえのない多くの命を失われた方々に、謹んで哀悼の意を表するとともに、震災の経験と教訓を次の世代へと確実に継承していく責務の重さを、あらためて深く認識しております。

 また、2024年1月1日に発生した能登半島地震では、多くの方々が長期にわたる避難生活を余儀なくされ、その厳しい現実が連日報道されました。こうした状況を目の当たりにし、地域における防災活動の意義と必要性を再認識された方も多いのではないでしょうか。

 私たち兵庫県防災士会では、県内各エリア(阪神・神戸・東播・中播・西播・北播・淡路・丹波・但馬)において、防災士一人ひとりが継続的に学び、互いにつながり、地域に根ざした実践的な防災活動を展開しております。

 今後も、地域の皆さまと共に、顔の見える関係を大切にしながら信頼と連携を深め、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現に向けて、一層努めてまいります。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

       兵庫県防災士会 理事長 溝田 弘美